日本の家庭で使われているガスは、都市ガスとLPガス(プロパンガス)に2分されます。
それぞれに特徴があり、メリットとデメリットがあります。
現在は都市ガスが約65%、LPガス(プロパンガス)が約35%を占めています。
都市ガス
都市ガスは道路の下にガス管を経由して供給されるため、
自宅付近にガス管が来ていないと工事費用も含めてかなりのコストがかかってきます。
ガスにも種類があるので転居などで契約しているガス会社が変わると、
新たにガス器具が必要になるので余分に費用がかかってきます。
また災害などの復旧時にも時間がかかるのが問題視されています。
利用料金はプロパンガスより比較的安いようです。
プロパンガス(LPガス)
LPガスはガスボンベを自宅の外に設置して引き込みます。
工事費用はかかりません。ガスも1種類の為、転居してもガス器具はそのまま使用する事ができるので無駄な費用もかかりません。
また災害などが発生した場合もすぐに復旧するので便利です。
発熱量はLPガスの方が約2倍です。
例えば、お湯を沸騰させるのにLPガス(プロパンガス)で10分かかった場合は、都市ガスでは20分かかる計算になります。
しかし、都市ガスのコンロのガス穴はLPガス(プロパンガス)よりも大きいのでガス量が多く出る為、水が沸騰する時間は同じくらいになります。
都市ガスは、メタンガスのみですと9000kcal/㎥と低い為、
約5%のプロパンガスを混入して11000 kcal/㎥に熱量を上げていますが
LPガス(プロパンガス)の熱量の半分以下ですが、燃料として一般家庭で使用する分には差はない
と考えて良いと言うことになります
プロパンガスは都市ガスに比べて「高い」と思っている方が多いようですが、
それは高いプロパンガス会社を利用しているからだと思います。
高すぎると感じる方は一度確認してみる事をオススメします。